寒暖差は夏と冬でどう違う?実は冬より辛い「夏の寒暖差疲労」の原因と鍼灸ケア
- コラム
寒暖差疲労と聞くと、寒い冬のイメージがありませんか?
実は、同じ「寒暖差」でも冬と夏では体への影響がまったく異なります。
そして多くの方が「夏バテ」と呼んでいる不調の正体が、実は夏の寒暖差疲労であることも少なくありません。
こんにちは。南風鍼灸院 院長の岩永です。
福岡・博多も連日の猛暑が続いていますが、「なんだか最近ずっとだるい」と感じている方はいらっしゃいませんか?
この記事では、以下のことをお伝えします。
- 冬と夏の寒暖差疲労はどう違うのか
- なぜ夏の方が体への負担が大きいのか
- 「夏バテ」と「寒暖差疲労」の関係
- 自分でできるセルフケアと、鍼灸でメンテナンス
ぜひ最後まで読んでみてください。
【筆者プロフィール】
院長 岩永 将弥 取得免許:国家資格 はり師免許 / きゅう師免許
役職:福岡県 鍼灸マッサージ師会理事 等
5年間、高知県で鍼灸師として修行。2013年3月 福岡市で南風(まぜ)鍼灸院を開院。
開院より13年、毎月 200名以上の方に施術を受けていただける鍼灸院になりました!
「来た時よりも笑顔に」をテーマに、来院された方が心身ともに元気になって頂きたいとの強い思いで施術しています。
冬の寒暖差と夏の寒暖差、何が違う?
同じ「温度差で体が疲れる」現象ですが、体への負担のかかり方がかなり違います。

【冬の寒暖差】
寒い外から暖かい室内へ——体にとっては「緊張→緩和」の方向です。
外では血管がキュッと縮んで熱を守り、中に入るとホッと緩む。
つらいのは外にいるときで、室内に入れば体は自然と楽になります。
行き来の回数も、防寒してまとめて外出する程度なので比較的少なめです。
【夏の寒暖差】
猛暑の外から冷房の効いた室内へ——体にとっては「開放→急ブレーキ」の方向です。
外では汗をかいて血管が全開になっているところへ、冷房で一気に冷やされます。
しかもコンビニ・電車・職場・スーパーと、この急ブレーキを一日に何度も繰り返すのが夏の特徴です。
さらに夏は、暑さによる体力消耗に加えて汗で水分やミネラルも失われます。
脱水気味の体に冷房の冷えが重なる——冬にはない二重・三重の負荷がかかっているのです。
体の不調も「冬型」と「夏型」で変わる

寒暖差疲労による不調にも、季節ごとの特徴があります。
冬に出やすい不調:肩こり・首こりの悪化、関節のこわばり、冷えによる血行不良、乾燥からくる肌荒れ
→ 外が寒い間は自覚しやすく、暖かい場所に入れば和らぐ傾向があります。
夏に出やすい不調:全身のだるさ・倦怠感、食欲不振・胃腸の不調、頭痛・めまい、手足の冷え(冷房冷え)、やる気が出ない・集中力の低下
→ 室内にいても屋外にいても不調が続き、自分では原因がわかりにくいのが特徴です。
「夏なのに冷える」
「食欲がない」
「とにかくだるい」
これらは一般的に「夏バテ」と呼ばれますが、その原因をたどると冷房と外気の温度差による自律神経の疲弊に行き着くケースが非常に多いです。
つまり、多くの方が「夏バテ」だと思って我慢している不調の正体は、実は「夏の寒暖差疲労」なのかもしれません。
東洋医学で見る「夏の寒暖差」の厄介さ
東洋医学では、体の表面を守るバリアのような気を「衛気(えき)」と呼びます。
暑さや冷えから体を守る、いわば見えないシールドです。
冬は「寒さ」という一方向からの攻撃なので、シールドの消耗はまだ限定的です。
ところが夏は、外の猛暑と冷房の冷えという正反対の攻撃が同時に体を襲います。
これは自然界では本来ありえない状況で、現代のエアコン社会ならではの厄介さです。
シールドが両面から削られ、体の回復が追いつかなくなる、これが「なんとなくずっとだるい」の正体です。
当院のケア:痛くない「散鍼(さんしん)」で自律神経を整える
「鍼は痛そう・怖い」と思っていませんか?
当院では、お身体への負担や痛みがほとんどない、皮膚の表面を優しく刺激する深く刺さない「散鍼(さんしん)」という特殊な手技を採用しています。
「今、鍼をしていますか?」と聞かれるほどの優しい刺激ですので、鍼が初めての方でもリラックスして受けていただけます。
【施術の流れ】
- 丁寧なカウンセリング(問診・触診・脈診)
東洋医学の観点からお身体の状態をしっかり把握し、どこが弱っているかを見極めます。 - お一人おひとりに合わせた施術プランの決定
冷えの強さや自律神経の乱れ具合に合わせて、最適なツボを選びます。 - 「散鍼」による優しいアプローチ
深く刺さない鍼で全身の巡りを整えていきます。
【散鍼で期待できる効果】
- 自律神経の切り替えスイッチを正常化:温度変化に負けない体の土台を作ります。
- 減ってしまったバリア(衛気)を補う:気血の巡りを促し、夏バテしにくい体へ。
- 冷え切った内臓を温める:胃腸の働きを助け、食欲不振やだるさをケアします。
猛暑が続く夏こそ、鍼灸での全身メンテナンスが有効な理由
具体的なセルフケアや日常でできる夏バテ対策については、こちらの記事で詳しく解説しています。
【夏バテ・暑さ対策】には鍼灸を!猛暑に負けない全身メンテナンス
ただし、連日35℃を超える猛暑が続く今の時期は、室内外の温度差だけで自律神経のエネルギーが日々削られていきます。
セルフケアで追いつかないほどの深部疲労や「気(エネルギー)」の消耗には、身体の内側から自律神経のスイッチを整える鍼灸ケアが非常に有効です。
不調が限界に達して動けなくなる前に、定期的に体の土台をリセットしておく。
この「予防メンテナンス」こそが、厳しい夏を元気に乗り切る一番の近道です。
この予防の発想が、暑い夏を元気に乗り越える大きな力になります。
当院にお気軽にご相談ください。
※個人差があります。効果を保証するものではありません。
南風鍼灸院 院長 岩永将弥
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