妊婦さんの鍼灸

妊娠されている方へ

安産のお灸

安産のお灸とは、おなかの中の赤ちゃんを元気に成長させて安産を導くお灸です。また、お母さんの体調を整え、妊娠中の心身の状態を安定させることができます。
妊娠初期は、お母さんの体調を整える鍼施術を行います。安定期(5ケ月目:16週以降)に入ると三陰交(さんいんこう)と呼ばれる経穴にお灸をします。
※三陰交の取り方(場所)・・・足の内くるぶしから脛骨の内縁に沿って上三寸(約9cm、指4本分の場所)
受診時に経穴の位置とお灸のすえ方を指導しますので、ご自宅でも毎日続けることができます。
産まれる直前までお灸をすることが大事で右足から7壮施灸します。

逆子のお灸

足の小指にある至陰(しいん)と呼ばれる経穴にお灸をすえます。逆子を戻すのに効果がある経穴です。
安産のお灸で用いる三陰交の経穴も一緒にお灸をすえます。また、より効果を高めるために鍼施術も併用して行います。
※逆子と診断されたら、出来るだけ早いうちのお灸をお勧めします。
逆子の場合は右足から15壮のお灸を逆子が戻るまで繰り返します。臍の緒が胎児の首に二重、三重に巻き付いている場合は戻りません。

逆子はどうしておきるのか

甘い物や水分を摂り過ぎで陰性になり母体が緩み、胎児が固定できず頭が軽くなり動くので逆子になります。
車の振動でもなりますので、できるだけ乗らないようにしましょう。
逆子にならないように果物や夏野菜などの陰性食品のとりすぎに注意して、根菜類などの陽性食品を出来るだけ接種するようにしましょう。

不妊のお灸

口角を計って臍を頂点に正三角形(口角の長さを一辺とする)を作り、底辺の2箇所に7壮お灸をすえます。同時に三陰交にも7壮お灸をします。女性は右側から行います。
男性は腎がメインで照海、列缺、命門、腎兪でのお灸で精子が元気になるとされています。男性は左側から7壮行っていきます。
妊娠するけど流産しやすいのは「肝の変動」、基礎体温が上がらないのは「腎水の変動」が原因と考えられます。
生命は生命から誕生するので、生命力のある食べ物を食べなければなりません。
例えば米や麦などは、真っ白くきれいに精米、精麦することで体に良い物を全部取り除いています。魚にしても、大きな魚の一部分を食べているにすぎません。これは、生命の一部しか摂ってないということです。
肉食も生命の一部でしかありません。
食べ物を変えて、生命力のある物や一物全体食べられる物を積極的に食するようにしましょう。

妊娠中に気をつけること

妊娠期に母親の精神状態が大変不安定になります。特に、第一期には腹が立ちやすく、二期、三期には躁鬱になりやすいです。四期には憂い感が出て、理由もないのに悲しくなったりします。五期には、恐れおののきが出ます。胎児への不安や、出産時の恐怖感などがあるのでしょう。
このような妊娠期の不安定状態を克服するためには、妊娠時の正しい理解が最も大切ですが、それと同時に、精神を安定させるには呼吸法が最も有効です。
※特に丹田呼吸法

丹田(たんでん)呼吸法

まず、おヘソと腰を結んだ線をイメージし、その線に横線を足してお腹の中に「田」という感じをイメージします。 行きを吐く時は、その「田」がグッと上へ上がるように意識し、反対に息を吸う時は「田」が下へ下がるように意識します。
ポイントは、息を吐くときは出来るだけ細く長く吐くこと。吸うときはあまり意識せず、自然に入ってくる分だけを軽く勢いよく吸うこと。吸った後は少し息を止めておき、その後ゆっくりと吐く。(吐く息→吸う息→止める)の順にします。

妊婦さんの鍼灸のよくある質問

Q

妊娠中も鍼灸での治療を受けることができるのですか?

A

妊娠中でも首や肩に鍼を行えます。ただ、安定期に入ってから治療を受けるようにしましょう。また、南風鍼灸院では散鍼を使い深く刺さないのでご安心ください。

Q

逆子が改善できると聞きました本当ですか?

A

至陰という足の小指あたりのツボにお灸をすると逆子が改善しますので、逆子と診断を受けたら早めに受診下さい。

Q

鍼灸でつわりなども軽減することはできますか?

A

南風鍼灸院で行う経絡治療で全身のツボを使い気の流れを調節しますので、つわりも軽減します。

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