【梅雨におすすめのツボ】陰陵泉(いんりょうせん)とは?
- コラム
〜むくみ・胃腸不調・膝痛に!足の内側から整えるセルフケア〜
目次
はじめに

梅雨の時期になると、こんな症状でお悩みではありませんか?
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なんだか体が重だるい
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足がむくむ
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食欲が出ない
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胃腸の調子が悪い
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膝が痛む・腫れる
そんな梅雨特有の「湿邪(しつじゃ)」による不調を和らげてくれるのが、今回ご紹介する【陰陵泉(いんりょうせん)】というツボです。
陰陵泉ってどんなツボ?
陰陵泉(いんりょうせん)は、「足の太陰脾経(あしのたいいんひけい)」に属する**合水穴(ごうすいけつ)**とされるツボです。
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取穴部位:脛骨内側顆の下、脛骨内側の骨際、陥凹部
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膝を立て、内くるぶしから膝の内側に向かって骨に沿ってなぞると、骨が止まるくぼみがあります。そこが陰陵泉です。
陰陵泉という名前の由来
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陰…東洋医学で「内側」の意味
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陵…盛り上がった場所
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泉…くぼんだところ、流れ出る場所
つまり、足の内側で骨の盛り上がったところのくぼみ=陰陵泉ということなんですね。
陰陵泉の効果と適応
陰陵泉は、体にたまった余分な水分を流す働きがあり、特に梅雨のように湿気が多い季節にぴったりのツボです。
◎ 主な効果
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むくみ
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胃腸の不調(食欲不振・下痢)
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夏バテ・だるさ(倦怠感)
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膝の痛みや腫れ
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水分代謝の改善
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脾の働きを整える
湿邪に弱い「脾(ひ)」をサポートするツボとして、体全体の水はけを良くするイメージで使われます。
セルフケアでの押し方
ご自宅でも簡単にできるセルフケアの方法をご紹介します👇
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膝を立ててリラックスした状態で座る
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陰陵泉の位置を確認(骨沿いのくぼみ)
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息をゆっくり吐きながら、5秒かけて指でゆっくり押す
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これを4回程度繰り返す
💡 押すとズーンと響く感覚がある場所が正解です。
お灸やせんねん灸も効果的!

南風鍼灸院では、陰陵泉に対してお灸を使った施術も行っています。
また、ご家庭でも「せんねん灸」を使えば、安全に温めながら刺激することができますよ。
まとめ
**陰陵泉(いんりょうせん)**は、湿気の多い梅雨の時期に特におすすめのツボです。
むくみや胃腸の不調、膝の痛みなど「水の滞り」からくる不調に悩む方は、ぜひこのツボをセルフケアに取り入れてみてください🌿
「水はけのいい身体」で、梅雨を軽やかに乗り越えましょう!





