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肩こり・胃腸の不調・倦怠感に効く「手三里(てさんり)」とは?デスクワークの合間にできる簡単セルフケア

  • コラム

デスクワークによる肩こり、目の疲れ、ストレス、不眠…。
現代人の多くが抱えるこれらの不調に、実は“あるツボ”がとても効果的なんです。

そのツボの名前は「手三里(てさんり)」。
東洋医学では「元気を補うツボ」とも呼ばれ、肩・首の不調だけでなく、胃腸の疲れや精神的ストレスにも作用するとされています。

この記事では、南風鍼灸院でも日々使っている「手三里」について、
● どこにあるのか(場所)
● どんな効果があるのか(適応症)
● 押し方・セルフケアのコツ
を、鍼灸師の視点からわかりやすく解説していきます。

「手三里(てさんり)」とは?

手三里は、**手の陽明大腸経(ようめいだいちょうけい)**という経絡上にあるツボで、
「身体の外に“気”を巡らせる」「熱や毒を排出する」働きがあるとされます。

漢方や東洋医学の考え方では、「陽明経」は五臓六腑の中でも“気血が充実している経絡”であり、
手三里はその中でも特に全身の“元気”を補ってくれる重要なツボです。

手三里の場所(取穴法)

場所はとてもシンプルです。

  1. 肘を曲げた時にできるシワの端(曲池(きょくち))を起点に、

  2. 指3本分(示指・中指・薬指)下、手首側に下がった場所

  3. 前腕の筋肉の外側、軽く凹んだところ

そこに親指でグッと押し込むと、“イタ気持ちいい”感覚があれば、それが手三里です。

手三里の効果・効能とは?

手三里は、以下のような症状によく使われます:

  • 肩こり・首こり(特に僧帽筋や半棘筋の緊張を緩める)

  • 胃腸の疲れ・食欲不振

  • ストレスやイライラ、不眠

  • 疲労感、やる気が出ない、集中力が続かない

  • 冷え症、足のだるさ

南風鍼灸院では、肩・首まわりの治療の際に必ずといっていいほど使う定番ツボのひとつです。

デスクワークの合間に押せる!セルフケアのすすめ

手三里は、日々のちょっとしたセルフケアにもぴったりです。

例えば…

  • 長時間のPC作業で肩が重いとき

  • 頭がボーッとして集中できないとき

  • 気分が落ち込んだとき

そんな時に、手三里を親指で5〜10秒ほどゆっくり押し、息を吐きながらゆるめる。
これを2~3回繰り返すだけで、気分がスッと軽くなる方も多いです。

特に「息を吐きながら」押すことで副交感神経が優位になり、リラックス効果も倍増します。

鍼灸治療での手三里の使い方

南風鍼灸院では、手三里を**瀉法的散鍼(しゃほうてきさんしん)**として用います。
これは、ツボのエネルギーの“滞り”や“張り”を取り除く目的で行う、繊細かつ的確な技術です。

肩・首のこりや倦怠感が強い患者さんに対して、散鍼を用いることで筋肉の緊張がほぐれ、深いリラックスへと導きます。
少し“ズーン”とした響きがあるかもしれませんが、しっかり効果が出る証拠です。

最後に|頑張るあなたの味方「手三里」

手三里は、ただの“肩こりツボ”ではありません。
元気が出ない時、やる気が出ない時、なんとなく不調な時。
そんなときに自分自身を整えてくれる、心強いパートナーのようなツボです。

日常にほんの少し、「ツボを押す時間」を取り入れてみませんか?

南風鍼灸院では、あなたの不調や疲れに合わせた丁寧なケアをご提供しています。
お気軽にご相談くださいね。

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