寒い季節の【冷え性】を解消する鍼灸治療とセルフケアのすすめ
- コラム
✓手足が冷たくて眠れない
✓体が冷えて体調がすぐれない…
✓胃腸の調子が悪い
このコラムは、こんな冷え性でお悩みの方に向けて書いています。
こんにちは。
南風鍼灸院 院長 岩永です。
日々の生活において、「冷え」は健康の大敵であり、何とか改善したいと様々な対策を試している方も多くいらっしゃいます。
そんな冷え性対策において、自然な形で冷えを改善できる「鍼灸治療」が注目を集めていることをご存じですか?
鍼灸治療は、鍼と灸を用いて、自然治癒力を活性化させ、血行促進や筋肉の緊張緩和などの効果が期待でき、冷え性の解消へアプローチします。
「手足の指先が氷のように冷たくてつらい」とお悩みの方は、ぜひ最後まで読んでください。
【筆者プロフィール】
院長 岩永 将弥 取得免許:国家資格 はり師免許 / きゅう師免許
役職:福岡県 鍼灸マッサージ師会理事 等
5年間、高知県で鍼灸師として修行。2013年3月 福岡市で南風(まぜ)鍼灸院を開院。
開院より11年、毎月 200名の方に施術頂ける鍼灸院になりました!
「来た時よりも笑顔に」をテーマに、来院された方が心身ともに元気になって頂きたいとの強い思いで施術しています。
目次
冷え性とは?冬に悪化する原因
冷え性とは、手足や体の一部が常に冷たく感じる症状のことを指し、ある統計では、女性の約8割にのぼるといわれています。
※引用元:永谷園ホールディングス
冷え性の原因は以下が挙げられなす。
- 血行不良
- ホルモンバランスの乱れ
- 代謝低下 など
特に、外気温が下がると、体温が奪われて血流が滞りがちになるため、冷え性が悪化しやすくなります。
さらに、運動不足や室内で過ごす時間が増えることで新陳代謝が低下し、体内の熱が十分に生成されないことも原因です。
また、女性はホルモンバランスの影響を受けやすく、冷え性が顕著に現れることが多いです。
そんな冷え性対策に、なぜ「鍼灸治療」が効果的なのか理由を解説していきます。
冷え性を解消する鍼灸治療の効果
鍼灸治療は、東洋医学の一つで、鍼と灸を用いて、体全体の「気」の流れ(経絡)を整えることで、血行促進や筋肉の緊張緩和などの効果が期待できる治療法です。
東洋医学では、冷え性は体内の気の流れが滞っている状態と考えられ、この気の流れを整えることにより、気血の循環を改善して「冷え」を和らげることを目指します。
例えば、手足のツボを刺激することで、末端の血流が改善し、指先から体全体に至るまで温かさを取り戻すことが可能です。
鍼治療で得られる冷え性改善の効果とは
- 血行促進
- 筋肉の緊張緩和
- 関節痛などの痛みの軽減
- 自律神経の調整
- リラクゼーション効果
鍼灸治療では、これらの効果が複合的に作用して、冷え性をはじめとする様々な疾患を解消していきます。
具体的な施術内容
当院では、痛みやダウンタイムがほとんどない散鍼(さんしん)と呼ばれる特殊な手技を採用しており、鍼治療が初めての方にも安心して施術を受けて頂けます。
散鍼は片手に鍼を持ち、もう片方の手でマッサージのような技法で施術するため、鍼を刺した痛みがなくてお客様に驚かれます。
【実際の施術の様子】
鍼を刺した痛みはほとんどありませんが、多くのお客様に効果を実感頂けています。
【お客様の声】をタップして開く
施術の流れ
- 問診・触診・脈診により、症状や状態を把握する
- 把握した症状に合わせて、施術内容を確定する
- 確定した施術内容に基づいて、鍼灸治療を行う
鍼灸治療では、以下の冷え性の改善に効果が期待できるツボを中心に施術していきます。
- 三陰交(さんいんこう)
内くるぶしの上約4指分の位置にあるツボで、血行を促進し、冷えを改善する効果があり、ホルモンバランスの調整にも役立ちます。
- 湧泉(ゆうせん)
足の裏の中央にあるツボで、体全体のエネルギーを高め、冷えを和らげる効果があります。
- 足三里(あしさんり)
膝のお皿の下から指4本分下の位置にあるツボで、消化器系の働きを促進して、内側から体を温める効果が期待できます。
これらのツボは、日々のセルフケアとして、入浴時などに軽くマッサージあげるだけでも効果が期待できるため、ぜひ試してみてください。
冷え性対策のセルフケア方法
冷え性の対策には、鍼灸治療に加えて普段の生活からセルフケアを取り入れることが重要です。
東洋医学の観点から、おすすめのケア方法を解説します。
- 陽性の食材を取り入れる
食材には、「陰」と「陽」に分類され、冷え性の人には「陽」の食材を摂ることが推奨されます。
例)ショウガ、ネギ、根菜類、羊肉・鶏肉など - 気の巡りをよくする適度な運動
「気」の流れをスムーズに保つために、適度な運動を取り入れることが大切です。
例)ウォーキング、ヨガ、太極拳など - 入浴と「温活」で気血を整える
温かいお湯(38~40℃)に入浴することは「気」と「血」の巡りを良くし、体の冷えを取り除く効果があります。 - ツボ押しで気の流れを整える
鍼灸治療で施術するツボは、軽くマッサージすることで血行促進などの効果が期待できます。
鍼灸治療に加えて、これらの東洋医学の考えに基づいたセルフケアを日常に取り入れて、冷え性を緩和するのがおすすめです。
冷え性対策に鍼灸治療を取り入れよう!
冬の冷え性は、放置していると体全体の健康に悪影響を与える可能性があります。
そんな冷え性対策に、体本来の自然治癒力を高める「鍼灸治療」に注目が集まっています。
当院では、痛みや副作用が少ない「散鍼(さんしん)」という手技を用いており、鍼治療が初めてにも安心して施術を受けていただけます。
定期的な鍼灸治療とセルフケアを続けることで、体全体のバランスが整い、冷えにくい体質に改善してみてください。
「来た時よりも笑顔に」をモットーに、当院では皆さまの健康を全力でサポートいたします。
冷え性に悩んでいる方は、当院へお気軽にご相談ください。
南風鍼灸院 院長 岩永将弥