秋の肌トラブルに美容鍼!変わりゆく季節のスキンケア法
- コラム
✓肌のかさつき・乾燥がつらい
✓季節の変わり目の肌トラブルを何とかしたい
この記事は、このような悩みのある方に向けて書いています。
こんにちは
南風鍼灸院 院長の岩永です。
秋になるとお肌のトラブルで悩んでいるという方が多いのではないでしょうか。
肌トラブルの代表的な症状には、
- カサつき・乾燥
- くすみや透明感の低下
- シミ・そばかす
- 肌荒れ
- かゆみ
などが挙げられます。
今回のコラムでは、多くの方が悩む「秋の肌トラブル」と「美容鍼」をテーマに詳しく解説していきます。
【コラムの内容】
- 秋の肌トラブルとその原因
- スキンケア:美容鍼の効果とは?
- 美容鍼の施術内容
- 覚えておきたい!鍼灸治療後の過ごし方
「秋のスキンケア手法に悩んでいる」という方は、ぜひ最後まで読んでください。
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【筆者プロフィール】
院長 岩永 将弥 取得免許:国家資格 はり師免許 / きゅう師免許
役職:福岡県 鍼灸マッサージ師会理事 等
5年間、高知県で鍼灸師として修行。2013年3月 福岡市で南風(まぜ)鍼灸院を開院。
開院より10年、毎月 200名の方に施術頂ける鍼灸院になりました!
「来た時よりも笑顔に」をテーマに、来院された方が心身ともに元気になって頂きたいとの強い思いで施術しています。
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秋の肌トラブルとその原因
秋の主なお肌トラブルとして、
- かさつき・乾燥
- くすみや透明感の低下
- シミ・そばかす
- 肌荒れ
などで悩まれている方が多くなります。
これらの肌トラブルが秋になると多くなる原因について、解説していきます。
夏のダメージの蓄積
夏は紫外線が強く、日焼け止めを使用していても肌へのダメージは避けられません。
紫外線によるダメージでメラニンが蓄積されて、お肌のくすみや透明感の低下につながります。
これらのダメージの蓄積が、夏の終わりから秋に入る時期に肌へのトラブルとして顕著に表面化するためです。
気候の変化
秋は、気温や湿度が低下して乾燥が進むため、お肌のうるおいが不足してしまいます。
また、朝晩の寒暖差が大きくなるため、自律神経やホルモンバランスが乱れることで、肌のターンオーバーの乱れや、酸素・栄養の供給不足につながります。
これらの原因によって、乾燥やニキビ、くすみなどの肌トラブルを引き起こします。
秋の花粉
花粉症と言えば、春のスギやヒノキを思い浮かべるかもしれませんが、秋にもススキやブタクサ、ヨモギなどの花粉が飛散します。
晴れた日や風の強い日は特に花粉が多く、これが肌に付着するとアレルギー反応によって赤みやかゆみなど肌荒れの原因となります。
特に目のまわりや頬、あご、首といった部分は注意が必要です。
これらの原因によって表面化した肌トラブルに対して、様々なスキンケア手法を探し求める人々が増えています。
その中で、いま特に注目を集めているのが、「美容鍼」です。
次に、なぜ美容鍼が肌トラブルに効果があるのかについて、詳しく解説していきます。
スキンケア:美容鍼の効果とは?
美容鍼とは、「肌の美しさ」を追求する美容を目的とした鍼治療のひとつです。
美容鍼の施術は、身体の特定のツボや皮膚に細い鍼で刺激することにより、多彩な効果を引き出すことが期待されています。
血行促進:むくみ・シミなどの改善
美容鍼の施術は血行を促進する効果があり、肌細胞に必要な酸素や栄養分が届くようになります。
その結果、肌の再生や代謝が活発になり、肌にうるおいを保ち、シミやくすみの減少につながる効果が期待できます。
また、リンパの流れが良くなるため、体内の老廃物や余分な水分が排出されやすくなり、むくみの改善やデトックス効果も期待できます。
コラーゲンの産生:うるおい・ハリを取り戻す
鍼を刺すことで、真皮に微細な傷を付けることにより、その傷を修復するためにコラーゲンの産生を促進する効果が期待できます。
これにより、肌にハリや弾力、うるおいを取り戻すことができます。
自律神経の調整:肌荒れ・ニキビの軽減
美容鍼は、自律神経のバランスを整える効果があり、ホルモンバランスや新陳代謝の乱れを整えていきます。
これらのバランスが整うことで、肌荒れやニキビなどの肌トラブルを軽減させることが期待できます。
特に、季節の変わり目は自律神経の乱れが大きくなるため、注意が必要です。
【合わせて読みたい】
コラム:鍼灸治療が効果的!季節の変わり目 体調不良にアプローチ
筋肉の緊張緩和:シワ・たるみの改善
鍼の微刺激により、表情筋などの筋肉の緊張を緩和し、柔らかく引き締めた肌に導くことができます。
これにより、ほうれい線のシワやたるみが目立たなくなる効果が期待されます。
リラックス効果:身体全体の調子を整える
美容鍼にはリラックス効果があり、気持ちを落ち着かせることで、不眠やストレスを軽減させて、身体全体の調子を整える効果が期待できます。
慢性的なストレスにさらされていると体調を崩すだけでなく、肌トラブルにつながるリスクが高いため、日常的にストレスを解消するのが望ましいです。
このように、肌トラブルを改善できる美容鍼には、多くの方が注目するようになりました。
当院では、鍼治療で気になる「痛みやダウンタイムが少ない」独自の技法を採用しており、
初めての方でも安心して施術を受けて頂けます。
次に、南風鍼灸院で行う特別な美容鍼について、詳しく解説していきます。
『痛みが少ない』 美容鍼の施術とは?
当院では、一般的な刺鍼とは異なり、痛みや内出血などのダウンタイムが少ない『散鍼(さんしん)』と呼ばれる特殊な技法を採用しています。
散鍼は、片手に鍼をもち、もう一方の手はマッサージのような手技で施術を行い、身体へのストレスが少ない特徴があります。
私が高知県の師匠の下で5年間の修行を経て体得した技術で、日本国内でも『散鍼』を施術できる鍼灸院は限られています。
施術の流れ
① 問診・脈診・腹診
最初に、現在の健康状態や症状についての問診を行います。
その後、脈やお腹の触診を通じて体の状態や経絡の流れを詳しく把握します。
② 施術方法の選定
問診や診察の結果をもとに、最も適切な施術方法(証:しょう)を選択します。
③ 鍼灸治療
選定された施術方法に基づき、身体全体のバランスを整えるための鍼灸治療を実施します。
美容鍼治療は、一回の施術でもその効果を実感していただけますが、より効果を実感頂くために継続的な施術をおすすめしています。
覚えておきたい!鍼灸治療後の過ごし方
美容鍼の施術の後、気を付けることや避けたほうが良いことなど、過ごし方について解説します。
バスタイムは短く
美容鍼の施術後、血の巡りが活発化しているため、施術後2~3時間は入浴は避けることをおすすめしています。
施術日は、ぬるめのお湯を使って短時間のシャワーや入浴が推奨されます。
血行が良くなることにより、長くお湯に浸かると、施術部位での軽いかゆみを感じることがあります。
運動は避ける
美容鍼の施術後は、激しい運動を避けるようにしてください。
美容鍼は肌や筋組織に軽いダメージを与え、自然に治そうとするリカバリー機能を利用している施術方法です。
そのため、筋肉を使う運動をすると、美容鍼の効果が低減してしまう可能性があります。
酒量を減らす
美容鍼後は血流が良くなっていることから、通常よりもアルコールの影響を受けやすくなるため、飲酒は控えて頂くようにしています。
大量の飲酒は、筋組織へのダメージを与える可能性があるため、美容鍼の効果を低下させる要因にもなります。
メイクは軽く
美容鍼を受けた直後のメイクは控えることが望ましいです。
施術後は肌が敏感な状態になっているため、顔にかゆみが出てしまうことがあります。
どうしてもメイクが必要であれば、刺激の少ないコスメを選び、軽めに仕上げることを推奨しています。
水分補給を意識する
血行の改善により、老廃物の排出が促されるので、水分をしっかり摂るようにしてください。
保湿は欠かさない
肌が乾燥していると美容鍼の効果が出にくいため、しっかり保湿することをおすすめしています。
また、美容鍼の後は美容液が浸透しやすいので、たっぷりと美容液を使うようにしてみてください。
リラックスの時間を持つ
美容鍼の後、体内での老廃物の動きが活発化することがあるため、時折、体が重く感じることがあるかもしれません。
その際は、静かに休息を取り、リラックスする時間を持つようにしてみてください。
秋の肌トラブルに美容鍼!
10月頃になると、夏のダメージの蓄積や気候の変化で、乾燥や肌荒れなど多くの肌トラブルで悩む方が増えてきます。
毎年、様々なスキンケア手法を試しても改善されないとお悩みの方もいるのではないでしょうか。
そんな多くの方から、最近、話題を集めるようになったのが「美容鍼」です。
美容鍼は、肌の深層部分に作用して、肌本来の力を活性化させるスキンケアのひとつです。
当院では、「痛み」や「内出血」などのリスクが少ない特殊な技法を採用しており、「鍼治療が初めての方にも安心」して施術を受けて頂けます。
「来た時よりも元気になった」と感じて頂けるように、誠心誠意の対応を心掛けております。
「秋の肌トラブルでお悩みの方」や「美容鍼に興味がある方」は、ぜひ一度当院にご相談ください。
南風鍼灸院 院長 岩永将弥