冷え性対策の選択肢!体温を自然に温める【鍼灸治療】
- コラム
✔体が冷えて元気が出ない
✔冷え性を改善したいけどどうすればいい?
このコラムは、このような悩みのある方に向けて書いています。
こんにちは。
南風鍼灸院 院長の岩永です。
「冷え性」とは、特別な異常がみられない状態にもかかわらず、体が冷えている状態を指します。
日本人女性の約8割、男性で約4割の人が「冷え性」の自覚があるという報告もあります。
西洋医学では、「冷え性」それ単体では病気に該当していませんがせんが、東洋医学では「冷え症」という治療が必要な症状として扱っています。
このコラムでは、
- 冷え性(冷え症)の原因
- 冷え性(冷え症)の治療法
- 冷え性(冷え症)に効果のある鍼灸治療とは?
- 家庭でできる冷え性対策
について、解説していきます。
「体の冷えを改善したい」とお悩みの方は、ぜひ最後まで読んでください。
【筆者プロフィール】
院長 岩永 将弥 取得免許:国家資格 はり師免許 / きゅう師免許
役職:福岡県 鍼灸マッサージ師会理事 等
5年間、高知県で鍼灸師として修行。2013年3月 福岡市で南風(まぜ)鍼灸院を開院。
開院より10年、毎月 200名の方に施術頂ける鍼灸院になりました!
「来た時よりも笑顔に」をテーマに、来院された方が心身ともに元気になって頂きたいとの強い思いで施術しています。
目次
冷え性(冷え症)の原因と対策
冷え性(冷え症)の原因は、以下の生活習慣が密接に関わっています。
原因を明らかにすることで、自身の生活習慣を見直し、冷え性の予防や改善を促すヒントにしてみてください。
【冷え性を引き起こす原因】
- 運動不足
運動不足により筋力が低下すると、血液循環が低下して手足の末端などに血液が十分に行き渡らず、冷えを感じやすくなります。
さらに、基礎代謝の低下を引き起こし、基礎体温の低下を引き起こす要因となります。 - 不規則な生活リズム
睡眠不足や不規則な生活は自律神経の乱れを引き起こす可能性が高くなります。
自立神経の乱れは、体温調節がうまくできなくなり、冷え性を引き起こす要因となります。 - 過度なストレス
過度なストレスもまた、自律神経の乱れにつながる可能性がたかっく、体温調節の乱れを引き起こす要因になります。 - 食生活の乱れ・偏食
食生活の乱れや偏食は、身体に必要な栄養素を不足させて冷え性の原因になります。
例えば、鉄分の不足は血液循環を低下させ、冷え性や全身の倦怠感などの不調を引き起こす可能性があります。
- 喫煙
喫煙は血管を収縮させるため、血行不良を引き起こし、冷え性の原因になります。
これらの生活習慣に心当たりがあれば、改善してみることをおすすめします。
次に、冷え性の治療法について解説していきます。
【冷え性主なの治療法】
冷え性の治療法には、以下のような方法があります。
- 温熱療法
湯たんぽや暖房器具などを使用して体を外側から温める方法です。
冷えている部分を温めることによって冷え性の改善を促す治療法です。 - 運動療法
適度な運動により筋力を増やして血行促進と基礎代謝を向上させることにより、基礎体温を上昇させる治療法です。
特に、ウォーキングや軽いストレッチから始めてみることが推奨されます。 - 食事療法
栄養バランスの取れた食材を整えた生活リズムで摂取することにより、冷え性を改善する治療法です。
鉄分が多く含まれる「ホウレンソウ」、身体を温める「生姜」や「ニンニク」などの食材を積極的に摂取するようにしていきます。 - 鍼灸治療
鍼や灸を用いて体の特定のツボを刺激し、血液循環や体質を改善する東洋医学の治療法です。
これらの治療法を組み合わせることで、冷え性の症状緩和が期待できます。
最近では、冷え性の治療法として「鍼灸治療」が多くの方から注目されるようになりました。
次に、当院で施術している冷え症に効果のある鍼灸治療について解説していきます。
冷え性(冷え症)に効果のある鍼灸治療
鍼灸治療とは、鍼と灸を用いて体内の気の流れを整えて健康に導く東洋医学のひとつで、冷え症の改善に効果的な治療法のひとつです。
当院では、痛みやダウンタイムの少ない「散鍼(さんしん)」と呼ばれる特殊な手技を採用しており、鍼灸治療が初めてという方にも安心して施術を受けて頂けます。
鍼灸治療では、鍼を用いて体の特定のツボを刺激し、灸(もぐさ)を使って温熱刺激を与えることで、以下のような効果が期待できます。
【鍼灸の効果】
- 血行促進
- 自律神経のバランス調整
- リラクゼーション効果
これらの効果により、冷え性の症状を緩和していきます。
お客様の症状に合わせた施術内容を決めるため、施術を始める前に①問診、②脈診、③腹診を行います。
施術内容が決まったら、冷え性に効果のある以下のツボを中心に施術を行っていきます。
【冷え性に効果のあるツボ】
冷え性に効果があるとされるツボはいくつかあり、代表的なものを紹介します。
- 三陰交(さんいんこう)
位置:足首の内側のくるぶしの突起部から上に指4本分(約10cm)
効果:女性の不調やホルモンバランスの調整
- 足三里(あしさんり)
位置:膝の下約3寸(約10cm)
効果:全身の気力を高め、消化器官の機能改善
- 関元(かんげん)
位置:おへそから指4本分下(約10cm)
効果:内臓機能の向上、下腹部の温まりを感じる
- 陰陵泉(いんりょうせん)
位置:膝の内側のくぼみ
効果:腎機能を向上させ、体を温める
- 合谷(ごうこく)
位置:手の甲、親指と人差し指の間のV字の部分
効果:冷え性のほか、肩こりやストレスなどの効果もあり、万能のツボともいわれる
一度の施術でも体が温まり、冷えの緩和を感じて頂けると思います。
ただし、冷え性の緩和される程度には個人差があり、複数回の治療で少しずつ改善されるということもあります。
「鍼灸の力」と「生活習慣の見直し」で、一人でも多くの方が冷え性の不快感から解放されることを望んでいます。
まとめ:冷え性対策に鍼灸の力
冷え性(冷え症)は、多くの日本人が経験する不快な症状であり、生活の質を下げる要因の一つです。
冷え性の原因となる生活習慣の見直しだけでは症状が改善されず、さむい時期になると悩まれる方も多いのではないでしょうか?
そんな方におすすめなのが、冷え性に効果のある「鍼灸治療」です。
当院では、痛みや内出血などのダウンタイムが少ない「散鍼(さんしん)」と呼ばれる特殊な手技を採用しています。
鍼灸が初めてという多くの方に、安心して施術を受けて頂いています。
「来た時よりも元気になったよ」と言っていただけるように誠心誠意の対応を心がけております。
「さむい季節に冷え性でお悩みの方」は、ぜひ一度当院にご相談ください。
南風鍼灸院 院長 岩永雅也