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坐骨(ざこつ)神経痛と鍼灸治療 – 痛みを癒す鍼灸の力とは?

  • コラム

こんにちは

南風鍼灸院 院長の岩永です。

 

この記事はこのような悩みのある方に向けて書いています。

✓腰、足、おしりが「ビリビリ」としびれを感じる方

✓歩いたり、立ち上がる時に、腰や足が「ズキズキ」と痛む方

 

これらの症状は、「坐骨神経痛」が原因かもしれません。

 

坐骨神経とは、腰から足の先につながる末梢神経のひとつで、この神経が何らかの原因で圧迫や刺激を受けると「坐骨神経痛」が引き起こされます。

 

坐骨神経痛の症状である「腰痛」は、日本人のうち4人に1人が経験していると推計されています(日本整形外科学会調査)。

腰痛以外の症状も含めると、さらに多くの日本人が坐骨神経痛に悩まされており、現代社会の主要な健康問題のひとつといえるでしょう。

 

坐骨神経痛と診断されて病院や整骨院で治療しても症状が改善されないという方も多いかと思います。

そういった坐骨神経痛に対して、「鍼灸治療」が有効であるということを知っていますか?

 

この記事では、「坐骨神経痛」「鍼灸治療の施術」について詳しく解説していきます。

 

「腰や足の痛みで困っている」そんな坐骨神経痛で悩む方は、ぜひ最後までお読みください。

 

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筆者プロフィール

院長 岩永 将弥   取得免許:国家資格 はり師免許 / きゅう師免許

役職:福岡県 鍼灸マッサージ師会理事 等

 

5年間、高知県で鍼灸師として修行。2013年3月 福岡市で南風(まぜ)鍼灸院を開院。

開院より10年、毎月 200名の方に施術頂ける鍼灸院になりました!

 

「来た時よりも笑顔に」をテーマに、来院された方が心身ともに元気になって頂きたいとの強い思いで施術しています。

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坐骨神経痛の症状と原因

坐骨神経痛は、腰からお尻、足の裏にかけて強い痛みやしびれを引き起こします。

 

具体的には、以下のような症状を感じている方は坐骨神経痛の可能性があります。

 

  • 長時間立っていると腰から足先にかけてしびれを感じる
  • 長時間座り続けると、腰やお尻が痛む
  • 歩くたびに、腰や足に痛みを感じる
  • しゃがむときに腰が痛む  など

これらの症状は、腰や足の筋肉が固くなることにより、坐骨神経が圧迫されたり刺激されたりすることで起こります。

 

坐骨神経痛の主な原因は、以下のようなものがあります。

 

【原因を特定できるケース】

  • 腰椎椎間板ヘルニア
  • 腰部脊柱管狭窄症 など

【原因を特定できないケース】

  • 長時間のデスクワークによる座り方
  • 長時間の立ち仕事
  • 運動不足
  • 冷え性 
  • 過度なストレス など

坐骨神経痛の約80%は、原因がはっきりと特定できないことが多いため、違和感を感じる方はまず整形外科などの医療機関で診察を受けてみることをおすすめしています。

 

坐骨神経痛は、早期に対処すれば回復期間は短くなることが期待できます。

一方で、症状が進行してしまった場合には、回復により長い時間が必要となる可能性があります。

 

坐骨神経痛の治療法「保存療法」とは?

坐骨神経痛の治療法には、「保存療法」と「手術療法」があります。

「保存療法」とは、手術以外の治療方法を指し、いくつかの種類に分類されます。

 

具体的な「保存療法」には、

物理療法

鍼灸を含む温熱理療マッサージなどの治療法

運動療法

体操やストレッチにより筋肉の硬直を緩める治療法

装具療法

コルセットなどで腰椎を支えて痛みを和らげる治療法

薬物療法

薬を使って痛みを和らげる治療法

ブロック療法

局所麻酔や抗炎症剤を神経に直接注入する治療法

などがあり、患者さんの症状や生活習慣に合わせて治療法を選択します。

 

坐骨神経痛に苦しんでいる方は、その原因を特定して治療を行うために、整形外科などの病院で診察をうけることが肝心です。

 

しかし、病院での治療を試みてもなお、痛みがなかなか軽減しないと感じる方も少なくないかもしれません。

そういった坐骨神経痛に悩む方々に、「鍼灸治療」がひとつの選択肢となりえるということを紹介したいと思います。

 

坐骨神経痛に対する鍼灸治療

 

鍼灸治療とは、東洋医学のひとつで、鍼やお灸を用いて体内のエネルギーの流れ(経絡:けいらく)を整えることにより、自己治癒力を高め、痛みや不調を改善する治療法です。

 

当院では、一般的な鍼治療(刺鍼)と異なり、痛みや身体への負担が少ない「散鍼(さんしん)」と呼ばれる特別な技法を用います。

 

「散鍼」とは、片手に鍼を持ち、逆の手でマッサージを行う技法で、高知県で5年間の修行を経て体得しました。

全国でも、散鍼の施術を受けられる鍼灸院は非常に少ないです。

 

【坐骨神経痛における散鍼治療の施術ポイント】

施術の手順として、まずは問診と触診を行い、患者さんの身体の状態と(経絡:けいらく)の乱れを詳しく把握します。

そのうえで、鍼灸の施術を行うべきツボを特定して、施術に移ります。

 

坐骨神経痛の症状が見られる方々の多くは、体全体のエネルギーの流れ(経絡)が乱れています。

 

当院で行う施術では、

  • 膀胱経(ぼうこうけい)
  • 胆経(たんけい)
  • 胃経(いけい)

と呼ばれる「目から頭、臀部(でんぶ)を通り足の小指までつながる経絡」の流れを整える施術に重点をおいています。

 

坐骨神経痛の方々は特に、腰椎から足へと続く神経や臀部(でんぶ)の経絡が乱れていることが多く見られ、この乱れた経絡を整える散鍼を施術していきます。

 

 

【坐骨神経痛に効果のあるツボと散鍼治療】

棘突起間(きょくとっきかん)のツボ

背骨から腰に沿って触ると感じる突起部分を棘突起(きょくとっき)と呼び、その突起の間に存在するツボ

 

脊際(せきさい)のツボ

背骨の際(きわ)に存在するツボ

 

これらのツボの周辺の筋肉が緊張・硬化すると、神経を圧迫し、しびれや痛みの症状を引き起こします。

散鍼を施術することで緊張・硬化した筋肉を緩和することにより、坐骨神経痛の痛みやしびれを和らげていきます。

 

臀部(でんぶ)周辺のツボ

腰の筋肉と密接な関係にある臀部のツボ

 

腰椎から足につながる臀部のツボに焦点を当て、散鍼を丁寧に施すことで、固くなった筋肉を緩和し、坐骨神経痛を解消していきます。

施術全体にかかる時間は約50分間ですが、身体に良い変化を感じて頂けると思います。

 

坐骨神経痛の痛みを癒す鍼灸の力!

坐骨神経痛は、腰から足先にかけて長期にわたる痛みやしびれが特徴であり、そのため生活の質が大きく低下してしまうこともあります。

 

そんな不快な症状を少しでも軽減し、日常生活をより快適に送る手段のひとつとして「鍼灸治療」があげられます。

 

当院では、「散鍼」を用いて、単に痛みを和らげるだけではなく、体内から自然に発生する治癒力を引き出し、あなたの体が持つ力を最大限に発揮するお手伝いをさせて頂きます。

 

坐骨神経痛で日々を悩まれている方は、我慢せずにぜひ一度、当院へご相談ください。

 

南風鍼灸院 院長 岩永 将弥

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